驚異的な身体能力と屈強なフィジカルを併せ持つ大型セントラル・ミッドフィルダー。左右への展開力やパスの精度が高く、攻撃センスも備える。豪快なドリブル突破や意表をつくミドルシュートも武器。
コートジボワール出身のサッカー選手。マンチェスター・シティFC所属。コートジボワール代表である。ポジションはミッドフィールダー。ヤヤと同じくマンチェスター・シティFCに在籍するコロ・トゥーレは兄。エジプトでプレーするイブラヒム・トゥーレは弟である。
2004年にコートジボワール代表デビュー。2006年・2010年FIFAワールドカップに出場。
2007年夏、スペイン・リーガ・エスパニョーラのFCバルセロナに移籍金900万ユーロで移籍し、登録名をヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)からトゥーレ・ヤヤ(Toure
Yaya)に変更した。FCバルセロナに所属する初のコートジボワール人選手であった。同年夏のジョアン・ガンペール杯はインテルと争い、先制点を挙げて5-0でのトロフィー獲得に貢献した。8月26日のリーグ開幕戦・ラシン・サンタンデール戦でデビューした。公式戦での初得点は9月2日のアスレティック・ビルバオ戦であり、UEFAチャンピオンズリーグでの初得点は2007-08シーズン準々決勝のシャルケ04戦である。2007-08シーズンは主にMFシャビとMFアンドレス・イニエスタの後ろで中盤のバランスをとるポジションで起用された。2008年夏に就任したジョゼップ・グアルディオラ監督はヤヤに代えてMFセルヒオ・ブスケツを中盤の底に置くことを好んだため、2008-09シーズン以降は出場機会が減少したが、2008-09シーズンの3冠獲得に貢献した。同シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝・マンチェスター・ユナイテッド戦ではDFエリック・アビダルやDFダニエウ・アウヴェスが出場停止処分を受けてディフェンス陣が手薄になっていたことから、本職ではないセンターバックとしてプレーし、無失点に抑えて優勝に貢献した。クラブでの功績が評価されて2009年にはコートジボワール最優秀選手に選ばれた。
2010年7月2日、移籍金約2400万ポンドでプレミアリーグのマンチェスター・シティFCと5年契約を結んだ。週給は22万ポンドに設定され、プレミアリーグでも有数の高給取りとなった。マンチェスター・シティFCには2009年より兄のDFコロ・トゥーレも在籍している。FCバルセロナで着けていた背番号24はMFパトリック・ヴィエラが既に着けていたため、ヤヤは背番号42を割り当てられた。7月28日、メキシコのクラブ・アメリカとのプレシーズンマッチでデビューし、1-1(PK4-1)で勝利した。8月7日のバレンシアCF戦でホームの観客に顔を見せ、その試合でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。8月14日、ホワイト・ハート・レーンで行われたトッテナム・ホットスパーFC戦(0-0)でリーグ戦デビューし、1週間後のリヴァプールFC戦(3-0)ではMFギャレス・バリーとMFニヘル・デ・ヨンクとともに中盤を形成し、好印象を与えた。9月19日、ウィガン・アスレティックFC戦で70分にFWカルロス・テベスのアシストから初得点を挙げた。12月11日のウェストハム・ユナイテッドFC戦では前半に左足のミドルシュートで先制点を決め、後半にはドリブル突破からシュートを放ち、ゴールポストとGKロバート・グリーンに当たってゴールネットを揺らした。
2011年1月15日のウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC戦ではFWエディン・ゼコのアシストから得点し、4-3で競り勝った。
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