高さ、巧さ、速さと3拍子揃ったプレミア屈指のDF、特に攻撃力に定評があり、左足での正確かつパワフルなキックや、足下の技術に長けている。寸分の狂いもないダイナミックなロングフィード、足下の技術と機動力を活かしたドリブル、破壊力抜群のFKとミドルシュート、打点の高いヘディング、世界屈指のビルドアップ技術、安定したバックパス処理など、守備の選手とは思えない攻撃力を誇るため、左サイドバックとしても起用されている。
所属するリヴァプールFCでコンビを組むジェイミー・キャラガーやマルティン・シュクルテルが、オフェンス面での貢献度の低さや、足元の不安定さなどが目立つ中、アッガーの攻撃センスは欠かせない攻撃のオプションとなっている。
あまりに怪我が多いのが、唯一に等しい欠点。
2004年にデンマークのブロンビーでプロデビューし、リーグ優勝に貢献。 2006年1月にイングランド・プレミアリーグのリヴァプールFCへ移籍した。移籍金はおよそ840万ユーロ(約11億3400万円)。
2006-07シーズンからレギュラーとして定着。センターバックながらミドルシュートを得意とし、リヴァプール移籍後初ゴールもミドルシュートでBBCの「Goal
of the month: August」に選出されるほどのスーパーゴールだった。 リヴァプールでの2年目となる2007-08シーズンは、9月に中足骨を骨折し、1シーズンの大半を治療とリハビリに費やした。しかし、2007-08シーズン中の試合復帰はならなかった。
2008年7月12日のトレンメア・ローヴァーズFCとのプレシーズンマッチに出場し、約10ヶ月ぶりに試合出場を果たした。試合後のインタビューで「まるで新しいスタートの様だ」と語っている。
デンマーク代表では、ディフェンスリーダーに抜擢され不動の地位を確立。シモン・シェアーと共に最終ラインの軸としてチームを支えている。2010 FIFAワールドカップではグループリーグ第1戦のオランダ戦でシモン・ポウルセンのクリアが背中に当たり先制のオウンゴールを与えてしまったが、第2戦のカメルーン戦では守備の中心としてカメルーンの攻撃を防ぎ、大会選定のマン・オブ・ザ・マッチに選出された。
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