非常に高いシュート精度を持ち、抜群の決定力を持つ。またセカンドストライカーとしての特徴も併せ持つ。PK成功率が高く、サラゴサやジェノアでは主に彼がキッカーを担当していた。ペナルティエリア内でボールを受ければ高い確率でゴールを決められる。ドリブラーではないが、相手が一瞬でも隙を見せれば高速かつテクニックの高いドリブルで一瞬で相手DFを抜き去り、ゴールをあっさり決めてしまう。また利他的なプレーも可能で、高いフィジカルを持ち合わせているわけではないが、ポストプレーヤーとしての仕事もこなす、まさに万能FWである。
2009-10シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝では、バイエルン・ミュンヘンから2ゴールを挙げ、チームを優勝に導き、UEFA年間最優秀選手賞を受賞した。2011年1月、オスカル・デル・カルチョの最優秀選手賞と最優秀外国人選手賞をW受賞した。
2002年にアルゼンチン代表に初招集され、ウルグアイとの試合で代表デビューした。幼い頃から注目された弟に比べると兄のディエゴは苦労人であり、その後代表から遠ざかるが、2004年、2006年に再招集を受けている。2006年のドイツワールドカップ出場メンバーには選ばれていない。翌年のコパ・アメリカ2007には招集され、7月2日のコロンビア戦で1ゴールを挙げた。しかしアルフィオ・バシーレ監督の大型フォワードのファースト・チョイスはエルナン・クレスポであり、バシーレの後任となったディエゴ・マラドーナ監督下においても、リオネル・メッシ、セルヒオ・アグエロ、カルロス・テベス、ゴンサロ・イグアインなどいずれもビッグクラブで主力として活躍している選手がいるため、ポジション争いには苦戦している。
2010年の南アフリカワールドカップでは、背番号19で代表入りを果たし、グループリーグ初戦のナイジェリア戦の後半34分に途中出場、第3戦には先発出場した。
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