ブラジルの上に位置するフランス領ギアナ出身。LBシャトールーのスカウトに注目されフランスへと渡り、16歳でプロデビューした。2000年にギャンガンに移籍すると、チームメイトのディディエ・ドログバとのコンビで活躍をし、2003年フランスの強豪リヨンに引き抜かれた。06-07シーズンは大車輪の活躍で、リヨンをリーグ6連覇に導き、リーグアン最優秀選手賞を受賞。リーグ戦10得点を記録した。
2007年チェルシーに移籍。再び盟友ドログバと共にプレーすることになった。移籍1年目にはプレミアリーグに適応できずに活躍できなかったものの、2年目の途中からフース・ヒディンクが就任すると調子を上げ始め、その年のFAカップ優勝の立役者の一人となった。新たに4年契約をチェルシーと結び望んだ2009-10シーズンは左サイドのレギュラーに定着し、2010年3月のプレミアリーグ月間MVPに選ばれるなどチームの攻撃の中心として活躍した。更に09-10UEFAチャンピオンズリーグでのインテル戦では人員不足により、緊急で左サイドバックとして出場した。このシーズンはリーグ戦12得点を記録した。
フランス代表デビューは2004年10月。2006年と2010年のワールドカップ、2008年の欧州選手権でメンバーに選ばれている。特に2010 FIFAワールドカップではフランス代表の練習ボイコット、ニコラ・アネルカの大会追放等、まさに崩壊状態のチームの中で、フランス代表の大会唯一のゴールを決めている。大会後の2010年9月3日、EURO2012予選のベラルーシ戦では初めてキャプテンを務めた。
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