チームの中盤の守備の要。かつてルベン・バラハと組んだ中盤はリーガ・エスパニョーラ屈指のダブルボランチとして抜群の安定感を誇った。「バレンシアの門番」との異名をとる。キャリアをスタートさせた時はセンターバックだった。
スピードにも優れており、マンマーク・ゾーンマークの能力は世界屈指である。ロベルト・アジャラ並の跳躍力も持ち合わせ、空中戦にも強い。またフィールド上を抜け目無く見渡し、DFラインからFWまでのあらゆる選手に適格なコーチングを行う。堅守を誇るバレンシア守備陣の核であり、欠くことのできない存在であった。その守備力の高さはクロード・マケレレやジウベルト・シウバ等と並び評されている。
人格者としても知られ、チームへの振舞いもさることながら相手への紳士的なプレーもよく見られる。役割柄テクニカルファウルが多くなるポジションであるが、極力クリーンに努めている。しかし、結果的にはカードコレクターとなることが多い。(2009年1月現在、リーガ・エスパニョーラに所属する現役選手では提示されたイエローカードの回数が最も多い。)ただしレッドカードの提示回数はほとんど無く、イエローカードを提示されることが殆どである。また、味方への悪質なファウルや罵声を浴びせる相手選手には、感情をむき出しに突っ掛かる場面も見られる。
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