選手時代は瞬間的なスピードとポジショニングを生かして得点を重ねたが、一方で豊富な運動量と、自ら囮となる動きで相手の守備陣を引きつけ味方の得点チャンスを生み出していた。デンマーク代表時代の監督だったモアテン・オルセンからは「常に自分のプレーよりチームのことを優先して考える、究極のチームプレーヤー」と評されている。
デンマーク代表としては1997年3月のクロアチア戦で代表デビューし、1999年6月9日に行われたUEFA欧州選手権2000予選のウェールズ戦で代表初得点を決めた。UEFA欧州選手権2000では無得点だったが、2002
FIFAワールドカップグループリーグ第1戦のウルグアイ戦で2得点、第2戦のセネガル戦と第3戦のフランス戦で1得点ずつを決め合計4得点をあげグループ首位でのベスト16進出に貢献し、自身も大会得点ランキングの4位になった。UEFA欧州選手権2004でもグループリーグ第2戦のブルガリア戦で1得点、第3戦のスウェーデン戦で2得点の合計3得点をあげベスト8進出に貢献した。
代表チームでは主将を務め精神的支柱としてチームを牽引し、2008年2月6日のスロベニアとの親善試合でポウル・ネルスンの持つ歴代最多代表通算52得点に1得点と迫ったが、選手としてのピークが過ぎていたこともあり、その後2年間近く無得点に終わった。2010 FIFAワールドカップグループリーグ第3戦の日本戦の81分にPKから得点を決め、歴代最多得点記録に並んだが、デンマークはこの試合に1-3で敗れグループリーグ敗退。2010年8月8日に代表からの引退を表明した。国際Aマッチ112試合出場は歴代2位 、52得点は前述の通りポウル・ネルスンと共に歴代最多記録である。
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