ローマの王子。基本は攻撃的MFだが、得点力もありFWに近い位置でプレーする。パス、ドリブルに加え、自らシュートまで持っていけます。加えてフィジカルも強い。一言で言えば、何でもできる万能タイプのFW。チームでもイタリア代表でもトップ下を主戦場としていたテクニシャンで、ボールタッチ、パスワーク、シュートとどれも一流で、またイマジネーション溢れるプレーにフリーキックという飛び道具もある。体格的にも恵まれ、強靭な肉体をもって相手DFにも当たり負けせず、そして上記の通り足元の技術も確かなため、ポストプレーヤーとしても超一流。前線で確実にためを作れ、華麗にパスを捌き、また前を向いてボールを持てばドリブル、シュート、スルーパスと得点に繋がるプレーが何でも出来る。相手DF陣にとって、これほど嫌なFWもそうそういないだろう。
ローマでプレーすることに大きなこだわりがある。04-05シーズンにはレアル・マドリード、ACミランという錚々たるビッグクラブから破格の移籍金でのオファーを受けていたが、すべてのオファーを断りローマにとどまった。世界トップレベルと呼ばれる選手でありながら、決してビッグクラブとは言えないローマにとどまっている事に対し、勿体ないという意見も多数存在するものの、トッティ自身はインタビューで「ローマから移籍はしないし引退後もローマに残り続けるよ。この街のサポーター達が俺を作ってくれたんだ、ファンの愛情ってどんなビッグタイトルの価値より勝るものなんだ」と語っており、ファンからの信頼も厚い。
ローマではとても愛されている存在であり、トッティがあるレストランで財布を落としたが、拾い主はお金を盗るどころかトッティの家までわざわざ財布を届けた。
日本でいう"ウイニングイレブン"では自身の能力の評価に満足している模様。ナイジェリア代表を愛用しているらしい。たまに自身をレアル・マドリードに移籍させて遊んでおり、曰く「僕には白ユニが似合う」。(そのためか、ASローマを使うときはアウェーにすることが多いらしい)。
今や十八番のチップキックによるPKはEURO2000準決勝のPK戦においてウイニングイレブンの技を真似て実践、成功したことに端を発する。チームメイトには「二度とやるな」と怒られたらしいが、2006年ワールドカップのオーストラリア戦でロスタイムに奪ったPKを蹴る際も一瞬だけだがやろうかと思った、と述べている。
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