近代サッカーではトップクラスの選手であり、鋭いドリブル突破から中に切れ込んでのミドルシュートを得意とする。2006 FIFAワールドカップで話題になった無回転シュートも得意にしている。精度も良く、FKなどでこのボールを駆使しゴールを狙う。また無回転でなくてもキックの精度自体が高く、代表、クラブともにプレースキッカーを任されている。さらに近年ボランチにコンバートされてからは パサーとしての評価も高く、精度の高いパスで試合を組み立てることもできる。
デビュー以降、主に左右のサイドハーフで起用されることが多かったが、09-10シーズンからは クラブ、代表で共にセンターハーフにコンバートされ、そのシーズンのチャンピオンズリーグで所属するバイエルンミュンヘンの準優勝と2010年FIFAワールドカップ・南アフリカ大会でドイツ代表を3位に導くなど評価を高め、ワールドクラスのプレイヤーとして認められるに至った。
本人曰く、トップ下やセンターハーフが一番やりやすいとのことである。サイドバックで起用されても無難にこなすなど運動量豊富で攻守に幅広く絡む選手だが、守備はやや荒っぽくラフプレーも多い。
10代前半までは、スキーでも有望な選手であった。14歳の時にサッカー一本で通すことを決めた。 1998年にバイエルン・ミュンヘンの下部育成組織に入団。2002年にUEFAチャンピオンズリーグ対RCランス戦でトップチームでデビューを果たし、以来中盤両サイドで才能の高さを披露。若返りを図るドイツ代表にも招集されるなど、ドイツサッカー界を牽引する存在として期待されている。
2004年のUEFA欧州選手権2004ではその実力が認められ本大会のメンバー入り。チームはグループリーグ敗退となったが、シュヴァインシュタイガーはフィリップ・ラームとともに実力を世界中に知らしめた。
2006年FIFAワールドカップ・ドイツ大会の3位決定戦(対ポルトガル)では全3得点に絡む(2ゴール。およびフリーキックがポルトガルのプティのオウンゴールを誘発)活躍をし、ドイツの3位入賞に貢献した。
2008年のUEFA欧州選手権2008にも出場。グループリーグのクロアチア戦では報復行為により退場処分を受けた。しかし一試合の出場停止処分後の準々決勝のポルトガル戦では1ゴール・2アシストと全得点に絡む活躍を見せ、汚名返上を果たした。
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