俊足と高い戦術理解力を併せ持った右サイドバック。オーバーラップからトップスピードに乗ったドリブルを度々見せる。サイドを縦に突破する際はボールの保持と視野の確保が非常に上手くアーリークロスやマイナス気味のクロスも高い精度を誇るのだが、単純なパスミスやトラップミス、意図がわからないロングフィードやロングシュートも頻繁に見られる。またインサイドに切れ込む際にはワンツーでスペースに抜け出し、貴重なゴールを演出する。左サイドでの起用もかつては見られたが、左足の精度低いため現在は専ら右サイドを務めている。近年は課題とされていた守備力やスタミナも向上しており、決定的なピンチを防ぐシーンも多く見られる。
シャルケ移籍3カ月後には「相手はデカイけど、タイミングさえあえば、(懐に)入れる。そこら辺のすばしっこさはオレの方があるので。それに、(相手に)ぶつかられても、それがボール持っているときでも、なかなか体勢が崩れなくなってきた」と自己分析した。
元日本代表監督の岡田武史からは「サイドの選手はボールを受け取ると、前から相手がプレスしてくるためボールを取られるのを恐れ、自分の横にボールを置いて攻撃を組み立てる。しかし彼は自分の前にボールを置けるため即座に攻撃に移れる。なかなかできることではない」と言わしめ、高評価を得ている。
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