ゲルト・ミュラーやエミリオ・ブトラゲーニョのように、派手さはないが素早い思考やスペース活用の上手さ、ゴールへの嗅覚を活かしたプレーが持ち味。その他にも、滅多にしないがヘディングも得意であり、ループシュートなどのテクニカルなシュートやペナルティエリア外からのミドルシュート、ドリブルからの得点などあらゆる形で得点することができた。タックルやディフェンスもでき、様々なタイプのFWとコンビを組むことができた。
レアル・マドリードの下部組織出身であり、同クラブの歴代最多出場、最多得点の記録保持者。またUEFAチャンピオンズリーグにおける通算得点記録保持者であり、欧州カップ戦における通算得点記録保持者でもある。その他スペイン代表でも102試合に出場して44得点を挙げ、当時の歴代最多得点記録も持っていた。2002 FIFAワールドカップ後から最後の代表招集まで主将を務めた。ドン・バロン・アワードでは、最多の5度最優秀スペイン人選手に選ばれており、2004年にはFIFA 100にも選ばれている。この賞に選ばれたスペイン人は、ラウルの他にはブトラゲーニョ、ルイス・エンリケの2人のみである。
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