2004年、イスラエルU16代表の試合でチェルシーFCの目に留まって以降、U21代表、そしてフル代表とステップアップしていった。クラブレベルでは2006年5月、ハポエル・テルアビブFCより移籍金320,000ポンドでチェルシーに移籍。移籍前にも2か月間トライアウトでチェルシーに所属していた。
2007年1月6日のFAカップ、対マックルズフィールド・タウンFC戦のチームに招集され、76分、サロモン・カルーに代わって出場、チェルシーでのデビューを飾る。1月13日にはウィガン・アスレティックFC戦に82分、アリエン・ロッベンに代わって出場、FAプレミアリーグでのデビューを飾る。
2008-2009シーズンの前半はポーツマスFCに所属。しかし、出場機会に恵まれず、後半はオランダのデ・フラーフスハップにレンタル移籍し、16試合・5得点の結果を残した。
2009年7月から、約2年間続いていたレンタル生活にピリオドを打ち、RCDエスパニョールへ完全移籍。ラウール・タムードの後継者候補として期待されたが、初シーズンは結果を残せずリーグわずか1得点にとどまった。翌年は古巣へローン移籍し、34試合出場で16得点と結果を残した。2011-12シーズンは再びローン移籍、AJオセールでプレーする。
2006年10月7日、サハルはU-21欧州選手権2007予選プレイオフのフランス戦でイスラエルU21代表デビューした。サハルはその試合で1得点し、1-1の引き分けに持ち込む。イスラエルは2戦合計2-1でフランスを破り、予想外の予選突破を果たした。
2007年2月7日、サハルはA代表としてウクライナ戦に出場、17歳でイスラエル代表史上最も若い選手となった。3月24日にはイングランド戦に69分から途中出場。その4日後、途中出場ながらもエストニア戦で2得点し、イスラエル代表史上最年少の得点者となった。イスラエルはこの試合を4-0で勝利している。なお、サハルは現在チェルシーで史上最年少のA代表出場、得点を記録した選手である。
徴兵制があるイスラエルの国民であるため、3年間軍務に服するため一時イスラエルに帰国しなければならないとされている。その一方で、彼に徴兵免除を与えるための法律を通す動きもあるという。
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