バイエルン・ユース出身の長身アタッカー。2009-2010シーズンにルイス・ファン・ハール監督に抜擢され、名門バイエルンでレギュラーポジションを掴んだ。フォワード、トップ下、サイドハーフと攻撃的なポジションならどこでもプレーできる。優れたスピードとテクニックを兼ね備え、豊富な運動量で前線を動き回り、裏への巧みな飛び出しで相手ゴールを脅かす。同姓の名選手で「爆撃機」の異名を取ったゲルト・ミュラーの後継者といわれる。
2010年3月にドイツA代表デビューを果たし、2010年FIFAワールドカップの代表にも選出された。2010年のFIFAワールドカップでは、出場停止の準決勝スペイン戦を除く全試合に先発出場。5得点3アシストの大活躍で、ドイツを2大会連続の3位に導いた。大会通算5得点はダビド・ビジャ、ディエゴ・フォルラン、ヴェスレイ・スナイデルの3人と並ぶトップタイだったが、アシスト数などの差で、大会得点王にあたるゴールデンブーツ賞を受賞した。20歳での得点王・ゴールデンブーツ賞受賞は史上最年少。同時に最優秀若手選手賞も受賞した。
|