圧倒的なスピードと見る者を驚かせるボールコントロール、目の眩むような数々のフェイントと両足から繰り出す強烈なキック、鋭い得点感覚、ディフェンス陣を切り裂くパス、さらには空中戦にも強く、破壊力のあるセットプレーのスペシャリストでもある。弾道の予測が不可能な無回転フリーキックを得意としていて、彼の代名詞となっている。
かつてレアル・マドリードでプレーしたジネディーヌ・ジダンはクリスティアーノ・ロナウドを「努力家」と称し、自身の現役時代よりも優れていると賞賛している。 一方で非紳士的な態度や傲慢さに対する批判もあり「態度に関しては頭のネジが一本はずれている、大げさなジェスチャーと生意気な態度は、常にトラブルの原因となっている、結果的にはレアルマドリードが批判されるようになる」とCAオサスナのワルテル・パンディアーニは述べている。
また、マンチェスター・ユナイテッドでのデビュー戦後、ジョージ・ベストは「ここ数年、第2のジョージ・ベストだと言われた選手は何人かいるが、私がそれを(私にとっての)ほめ言葉と感じたのは彼が初めてだ」と語っている。
同年代に活躍しているリオネル・メッシらと共に、2000年代後半以降で世界最高の選手の一人とされ、度々比較されている。また、メッシとも互いの実力を認め合っている。
クリスティアーノ・ロナウドの「シザーズフェイント」について、大東文化大学スポーツ科学科准教授の川本竜史(スポーツバイオメカニクス )は、「体、足が一見、フェイントをかけた方向に大きくずれたように見えるが、実は身体の重心がほとんど動いていないこと。変動が小さいため、次の動きに素早く移れる。」「上半身はほとんど動かさず、へそ回りの重心を安定させながらボールを高速でまたいで、一瞬、相手の体が傾いたところを見て、反対方向に爆発的加速をして抜き去っている。」と指摘した。
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