前線からの献身的なディフェンスと決定力が武器。
神奈川県大和市出身の女子サッカー選手。INAC神戸レオネッサ所属。ポジションはフォワード。
小・中・高校時代は地元の女子クラブチームに所属。当時のチームメイトには上尾野辺めぐみがいた。神奈川県立弥栄西高等学校時代はクラブチームと部活を掛け持ちしており、部活ではキャプテンを務めていた[1]。2005年、日本体育大学在学時にユニバーシアードで銅メダルを獲得。全日本大学女子サッカー選手権大会インカレ出場時には優勝を経験している。
2008年、INAC神戸レオネッサに入団した。当初は試合終盤の切り札として途中出場することが多かった。2008 AFC女子アジアカップのチャイニーズタイペイ戦で日本女子代表(なでしこジャパン)デビューを果たす。同年、なでしこリーグオールスターのなでしこWESTチームに選出され、途中出場で1得点を挙げた。
2009年、INACではサイドウイングのポジションを獲得し、米津美和、高瀬愛実と3トップを形成しリーグ戦で10得点を挙げた。また、オールスターにはファン投票で選出され、スタメン出場を果たした。
2010年は、自身初のなでしこリーグベストイレブンに選出された。
2011年、元旦に行われた全日本女子サッカー選手権大会決勝vs浦和レッズレディースとの大一番では、川澄のゴールでINACが先制するも後半同点に追いつかれてPK戦に突入。PK戦では最後のキッカーを務め、相手サポーターの大ブーイングがこだまする中、冷静にシュートを沈めINACに悲願の初タイトルをもたらした。また、オフシーズンにはチーム入団4年目でINACでは自身初となるキャプテンに任命された。
代表では、3月5日アルガルヴェ・カップのフィンランド戦で念願の代表初得点を挙げ、さらに2011 FIFA女子ワールドカップドイツ大会ではベンチメンバーとして途中出場する試合が続いたが、7月14日準決勝のスウェーデン戦でスタメンに抜擢されると2ゴールを挙げ、一躍なでしこジャパンのシンデレラガールとなった。この活躍で決勝のアメリカ戦でも引き続きスタメンで出場し、PK戦突入まで前後半、延長と合わせ計120分間、持ち前のスタミナを生かした前線からの献身的な守備で貢献し続け、FIFA女子ランキング1位のアメリカを倒してのW杯優勝という歴史的な快挙を成し遂げたメンバーの一員となった。
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